目のマッサージがまつげにもたらす効果
まつげが健やかに育つためには、目の周りの血行を良くすることが重要になります。
まつげの毛根は、毛細血管から必要な酸素と栄養を取り入れるのですが、目の周りの血行が悪いと、十分な酸素と栄養を運ぶことができなくなるためです。
目の周りにも、他の皮膚と同様にリンパが流れていますから、しっかりマッサージを行うことで、まつげを増やしたり成長を促進したりすることにつながります。
マッサージによって血管が広がり、血流が促進され、十分な酸素と栄養を毛根まで届けることができる、ということがポイントです。
また、まつげがしっかりと育つための土壌作りにもなります。
ここで、まつげの毛周期についても知っておきましょう。
成長期 :まつげが皮膚の表面に出て、太く長く成長する期間
退行期 :毛母細胞が少しずつなくなり、まつげの成長が止まる
休止期 :皮膚にまつげがあるだけの状態で、いつ抜けてもおかしくない
成長期が約40日になり、個人差はありますがこの時期に、5~10ミリ程伸びます。その後約2週間の退行期を経て、約2~3ヶ月の休止期となります。
このように、約3~5ヶ月でまつげは抜けていくのですが、ふさふさまつげになるためには、
「成長期にどれだけまつげを生やすことができるか、伸ばすことができるか」
が重要になります。
まんべんなく成長を促進させるためにも、マッサージは毎日行った方が良いでしょう。
温めながらのマッサージが効果的
では、具体的なマッサージ方法を説明してゆきます。
(眉毛の下の骨を押す)
親指の腹を使い、眉毛の下の骨に沿って、顔の内側から外側にかけて軽く押していきます。
眉毛の下のマッサージは、上まつげの発育を促すものです。眼球が近い部分ですので、ゆっくりと優しく行いましょう。
(目の下を押す)
目の下の骨の周辺を、人差し指の腹を使って優しく押していきます。
目の下は、とくに肌が弱い部分でもあるので、摩擦を与えないように気をつけましょう。
肌を傷つけてしまうようなことがあれば、色素沈着を招いてしまう可能性もありますから、軽く押すことがポイントです。
(こめかみをマッサージする)
人差し指と中指を使って、こめかみ部分から鎖骨に流すようにマッサージしていきます。
こめかみ辺りから血液が顔に送られてきますから、目の周りの血行を良くするためには、こめかみを押すことも忘れないようにしましょう。
より効果を出すには、目の周りを温めながらマッサージをすることです。
ホットタオルで目元を温めながら行うと良いでしょう。
また、お風呂に入っている時は血行が良くなっていますから、マッサージをするタイミングに適しています。
入浴中のマッサージを習慣にすると良いでしょう。
目のマッサージを日常に取り入れて、ふさふさまつげを目指してみてください