まつ毛・マツエク情報マガジン、マツゲラボ

公開日 2018.05.07
ケア記事

【医師監修】マツエクの常識が目のトラブルに!持ちのよさは目の負担?

理想的な目元をつくり出すマツエクや、まつげを伸ばすためのマツイクは、意外と間違った知識が広がっていて、それが原因でトラブルを引き起こしていることが多いんです。
しかも、施術を行なうマツエクサロンでも、危険が潜んでいる商材やまつげケアに対して「安全」を連呼していることがあります。
危ないマツエクを続けていると、エクステの持ちが悪くなるのはもちろんのこと、目やお肌のトラブルが続いてまつげが抜けてしまうこともあります。
悲しい目元にならないためにも、今回の記事をしっかり読んで“正しいマツエク”でアイメイクを楽しみましょう。

 

いい加減な施術を行うサロンが増えている理由とは

 

 

マツエクがアイメイクの定番として定着しつつある今、マツエクサロンの数が急増して、お客さんの獲得競争が激化しています。

 

ほとんどのサロンでは、初来店の人向けに大幅な割引を適用するクーポンを用意したり、付け放題メニューを充実させたりして、新規のお客さんにアピールしていますよね。

 

安い費用で施術ができて、ボリュームもしっかり出せるのは喜ばしいことですが、その一方で、目を中心としたトラブルも激増しているのが実状。

 

マツエクの料金を下げれば、1人でも多くのお客さんに対応しなくてはなりませんので、施術の時間は短縮されますし、技術力や経験が乏しいスタッフも難しい施術を担当します。

 

こうした安全性が低下したサロンが多くなったため、施術中や施術後に、さまざまなトラブルが発生するのですね。

 

【医師監修】マツエクの常識が目のトラブルに!持ちのよさは目の負担?
さらに、知識が乏しいスタッフや、他店との差別化を図るために、「間違った安全性」をアピールするサロンも見受けられます。

 

マツエクはかなりデリケートな目のそばで行なう施術であり、トラブルが発生しても自己責任となることが多いということを再認識して、これから説明してゆく正しい知識をしっかり身につけてくださいね。

 

 

マツエクの正しい常識①:安全なグルーはない

 

 

マツエクの施術において、一番トラブルになりやすいのは、エクステの装着に使われるグルーが発生させる有害な化学物質です。

 

みなさんも耳にしたことがあると思いますが、グルーが空気に触れると「ホルムアルデヒド」という物質が発生し、これが原因で施術中に目がしみるというトラブルが発生するんですね。

 

さらに、グルーが直接目に入ると、炎症やかゆみが発生しますし、症状が悪化すると激痛が発生して失明してしまう危険もゼロではありません。

 

 

先ほどお話しした、施術時間を短縮するとか、技術力が乏しいスタッフが担当するサロンの中には、

 

多少、目がしみると感じるのは仕方ないこと

 

安全性を軽視して、施術を早く終わらせることを優先するところもありますから、初めて行くマツエクサロンの口コミは,必ずチェックしてくださいね。

 

リクルート社が運営しているサロン予約サイト「ホットペッパービューティー」には、実際にサロンで施術を受けた方の“生の声”がたくさん載っています。

 

口コミで

 

「施術中に目がしみたのでスタッフに伝えたところ、ガマンしてくださいと言われた

 

「自宅に帰ってから、目に炎症が発生するなどのトラブルが発生した」

 

といった内容が目立ったら、そのサロンは選ばないほうがいいですね。

 

【医師監修】マツエクの常識が目のトラブルに!持ちのよさは目の負担?

マツエクの正しい常識②:サロンに行く時は、目元以外はメイクする

 

 

「マツエクサロンに行く時は、メイクをしない」

 

説明が不十分なマツエクサロンでしたら、公式サイトなどでもこの程度の告知しかしていません。

 

そもそも、どうしてメイクがマツエクの施術にNGかと言いますと、まつげに化粧品の成分が付着した状態でグルーを使うと、接着力が弱くなってエクステの持ちが悪くなるからなんですね。

 

 

ただし、これはアイメイクに限った話のことで、他の部位のメイクは施術前に落としてしまえばOKなんです。

 

ですから、

 

マツエクサロンに行く時は、アイメイクをしない

 

というのが正しい常識です。

 

UV対策もせずにサロンに行ったら、紫外線の影響でお肌が強烈なダメージを受け、シミや乾燥などの肌トラブルにつながりますので、注意してくださいね。

 

【医師監修】マツエクの常識が目のトラブルに!持ちのよさは目の負担?

マツエクの正しい常識③:マツエクの持ちが1カ月以上続くのは危険

 

 

お気に入りのマツエクデザインは、1日でも長く持たせたいもの。

 

そのために、みなさんも水や油分がエクステに付着するのは避けて、クレンジングや洗顔で目が擦れないように、ものすごい気を使っていることでしょう。

 

こうしたマツエクユーザーの気持ちをくんで、最近は持ちが2週間ぐらい長くなる施術をアピールしているサロンも増えてきています。

 

マツエクが長持ちすれば、リペアの頻度も少なくなって出費が抑えられますので、イイことづくめのように感じられますが、実は接着力の強いグルーを使っているケースが多いんです。

 

 

先ほどもお話しした通り、グルーは強烈な刺激成分を発生させますし、施術の後に固まってからも、水分の付着で成分の一部が溶け出して目に入る可能性もあります。

 

また、地まつげそのものにもダメージが加わり、ハリやコシを失うといった毛のトラブルも起こりますから、マツエクの持ちは適度な期間にとどめ、定期的にリペアをするというのが安全なオシャレのコツです。

 

さらに、マツエクをすれば、グルーの成分が影響しなくても、エクステの重みで目元の健康状態が低下しやすくなりますので、まつげの傷みに気付いたらマツエクを休むことも大切ですよ。

 

 

マツエクの正しい常識④:マツエクは水に弱い

 

 

現在、マツエクをしている方でしたらご存知のことですが、水に強いと言われているマツエクは、水分の付着が大敵なんです。

 

水に強いというのは、あくまでもつけまつげなどとの比較ですし、プールや海にマツエクをした状態でも、すぐにエクステがとれることはありません。

 

【医師監修】マツエクの常識が目のトラブルに!持ちのよさは目の負担?
しかし、グルーの接着力が低下すると、外れたマツエクが目の中に入ってしまうといったトラブルが起きやすくなります。

 

マツエクデビュー前の方は、この点をしっかり覚えておいてくださいね。

 

 

マツエクの正しい常識⑤:妊娠中のマツエクは避ける

 

 

マツエクサロンでは、妊娠中の方にこそ、美しいアイメイクが持続するマツエクを楽しんでほしいと、妊婦さんにもマツエクをすることをおススメしています。

 

しかし、ホルムアルデヒドの影響は、目だけでなくカラダの内部にも及ぶことが考えられますから、絶対に安全とは言い切れないんです。

 

万一、マツエクをした後で体調不良などのトラブルが起こっても、サロンは何の補償もしてくれません。

 

施術の前に行なうカウンセリングでは、トラブルが発生しても自己責任で解決することを承知して、同意書にサインを求められます。

 

病院に行くような事態になっても、治療費は全部自己負担です。

 

 

妊娠中は、ただでさえ体質が変わりやすいうえに、さまざまなアレルギーも発生しやすくなります

 

何よりも、オシャレより赤ちゃんの健康を誰もが望んでいるハズですから、こうしたリスクをしっかり考えて、マツエクの施術を検討してくださいね。

 

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自宅でのケアにも危険がたくさんの危険と間違いが!

 

 

ディスカントショップなどに行くと、マツエクが自宅でできるキットが手ごろな値段で入りますね。

 

マツエクサロンに行く時間がない、マツエクを安く済ませたいという方に大人気ですが、このマツエクキットを使うことで、目のトラブルが発生することが非常に多くなるという事実、みなさんはご存知ですか?

 

ここからは、自宅で行なうマツエクケアや、まつげを伸ばすマツイクの正しい知識について解説してゆきます。

 

 

マツエクの正しい常識⑥:素人が扱うマツエクキットはかなり危険

 

 

通販でも手に入るマツエクキットは、エクステとツイザー(エクステをつまむピンセット)などの器具、グルーなどがセットになっています。

 

分かりやすい解説書やDVDも付いているので、誰でもカンタンにマツエクができるとうたっていますが、専門知識と高度な技術が必要とされる施術を素人が行なうと、トラブル発生率が格段に上がります。

 

グルーを正しく地まつげに付けるのは至難のワザですし、先のとがったツイザーで眼球を刺してしまうといったトラブルも報告されています。

 

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もちろん、目のトラブルが発生して病院で治療を受ける羽目になっても、メーカーは一切補償してくれません。

 

失明するような重篤な事態になっても、「自己責任」なんですよ。

 

こうした点を踏まえて、マツエクキットの使用は慎重に判断して下さいね。

 

目の安全を考えたら、もちろん、マツエクサロンに行くべきです。

 

 

マツエクの正しい常識⑦:マツエクのオフも専門サロンで

 

 

マツエクのセルフキットと並んで人気なのは、エクステのリムーバーです。

 

マツエクサロンでの出費を抑えたいという方や、マツエクの方法か変わって目がチクチクした時、すぐにエクステを外したいという方が、好きな時にマツエクをオフできるのが大きなメリットです。

 

しかし、このリムーバーにも、まぶたや目に刺激を与える成分(有機溶剤)が含まれていて、目に入るとトラブルの元に。

 

危険性の高さを比べると、グルーと同じぐらいなんですよ。

 

ですから、自宅でのリムーバー使用は、止めておきましょう。

 

もちろん、マツエクサロンでのオフもトラブルが起きないワケではないので、極力、リペアで対応するといいですよ。

 

 

マツエクの正しい常識⑧:まつげ美容液以外のアイテムでマツイクする

 

 

インターネットでまつげを伸ばす方法を検索すると、ニベアクリームリップクリームを塗る方法が紹介されていますね。

 

もしかしたら、この記事を読んでいる方の中にも、マツイクに取り入れている方もいるのでは?

 

しかし、これらのアイテムはまつげを伸ばすために作られたものではありませんから、マツイク効果はまったくありません

 

逆に、まぶたに炎症を起こしたり、目に痛みを発生させたりといったトラブルが続出しますから、絶対にやってはいけない美容法です。

 

【医師監修】マツエクの常識が目のトラブルに!持ちのよさは目の負担?
マツイクに使える代表的なアイテムと言えば、まつげ美容液ですが、こちらはまつげのハリやコシをサポートするのに役立ちます。

 

ただし、美容液はあくまでも化粧品であって、薬のような効果があってはならないものですから、過度な期待は禁物。

 

まつげを伸ばすなら、栄養バランスにすぐれた食事をしっかりとって、毎日7時間前後の深い睡眠をとるのが近道ですよ!

 

 

今回のまとめ

 

 

マツエクは、思った以上にいろんなトラブルの原因になることがお分かりいただけたと思います。

 

スキンケアアイテムやメイクでも肌トラブルが発生するように、アイメイクであるマツエクも、危険性は絶対にゼロじゃないんですね。

 

また、インターネットやスマートホンが普及したおかげで、わたしたちはすぐに欲しい情報が手に入れられる反面、間違った情報にも振り回されやすい状況にあります。

 

でずから、科学的根拠がない情報は、まず、疑ってかかることが重要です。

 

【医師監修】マツエクの常識が目のトラブルに!持ちのよさは目の負担?
マツエクの商材はどんどん進化していて、デザインもバリエーションが広がっていますので、誰でも自分の理想を超える、美しい目元を実現できるようになりました。

 

こうしたステキなアイメイクを安全に楽しむためにも、今回お伝えしたポイントはしっかり覚えて、まつげやお肌にやさしいマツエクを実践してくださいね。

 

カラダのトラブルが発生するリスクを理解して、健康状態の変化に対して敏感になっていれば、安心感が高まりますし、最新のデザインにもどんどん挑戦できることでしょう。

この記事を監修したドクター

ドクターイメージ

弓削田 浩主 医師

東京形成美容外科院長/美容外科専門医

経歴

千葉県出身。大手美容外科本院外科部長、大手スキンクリニック本院院長を経て、2016年に東京形成美容外科院長へ就任。12年以上の経験から、症例数110.000例以上を誇る。「手術数でわかるいい病院2017」「データで探す病院の選び方2017〜2018」や各ファッション誌、テレビ等、多くのメディアで取り上げられている。